2024/08/12(月・祝) カウンセラーの活動の幅を広げるコミュニティアプローチ

講座概要

「コミュニティ」は地域社会のみならず、学校や企業・組織も含まれます。
個人の問題は、コミュニティというシステムにおける「個人と環境の相互作用」によって生じるので、その解決にはコミュニティに関わることが不可欠です。しかし、組織や学校に関わるカウンセラーにとっては、コミュニティに関わる術を知らないために、多様で複雑な問題に対応することが難しく、自分の守備範囲を狭めていないでしょうか。
　今年６月に出版した『実践コミュニティアプローチ：対人支援職が行うシステム論的心理社会支援』（金子書房）は、コミュニティに関わるための汎用的な枠組みを提示しました。これを活用することによって、カウンセラーの活動の幅を拡大して、複雑な問題に対して取り組める足がかりを得ることができます。
本セミナーでは、この書籍に準じてコミュニティアプローチの重要なポイントを解説します。

講師

高橋浩（たかはし・ひろし）
ユースキャリア研究所代表、日本キャリア開発協会理事、法政大学大学院／目白大学大学院講師。
博士（心理学）・キャリアコンサルタント・公認心理師。
NEC グループの半導体設計会社に勤務。設計エンジニア、品質管理、経営企画、キャリアアドバイザーを経て2011 年退職。1996年からカウンセリングを学び始め、2012年にユースキャリア研究所を設立。主に、企業領域のキャリア開発の研修・個別支援、セルフ・キャリアドック導入支援、およびキャリア開発に関する調査・分析を行っている。著書『セルフ・キャリアドック入門』、『社会人のための産業・組織心理学』、『実践コミュニティアプローチ: 対人支援職が行うシステム論的心理社会支援』、他多数。